シェーグレン症候群に関する記述として、正しいのはどれか。2つ選べ。
シェーグレン症候群に関する記述として、正しいのはどれか。2つ選べ。
- ⑴ 抗 SS-A 抗体が陽性になることが多い。シェーグレン症候群では抗SS-A抗体が陽性になることが多く、診断の手がかりとなります。
- ⑵ 障害は涙腺と唾液腺に現れ、その他の臓器ではみられない。涙腺や唾液腺以外にも、間質性肺炎や腎障害、関節症状などの腺外症状がみられることがあります。
- ⑶ 中年男性に好発する。シェーグレン症候群は中年の女性に好発し、男性には少ない疾患です。
- ⑷ ドライマウスに対して、アトロピンが使用される。アトロピンは抗コリン薬で唾液分泌を抑えるため、ドライマウスを悪化させます。治療にはセビメリンなどのムスカリン受容体刺激薬を用います。
- ⑸ ドライアイに対して、人工涙液による対症療法が用いられる。ドライアイには、人工涙液やヒアルロン酸などの点眼による対症療法が用いられます。
解説
正解は⑴と⑸です。シェーグレン症候群は、涙腺や唾液腺などの外分泌腺にリンパ球が浸潤して慢性的な炎症が起こる自己免疫疾患で、中年女性に好発します。血液検査では抗SS-A抗体や抗SS-B抗体が陽性となることが多く、診断に役立ちます。治療は対症療法が中心で、ドライアイには人工涙液などの点眼、ドライマウスにはムスカリン受容体を刺激するセビメリンやピロカルピンが用いられます。腺外症状として間質性肺炎や腎障害、関節症状、悪性リンパ腫などがみられることもあります。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000198929.html)を加工して作成