35 歳女性。妊娠 23 週で高血圧(180/110 mmHg)を認め、メチルド…
35 歳女性。妊娠 23 週で高血圧(180/110 mmHg)を認め、メチルドパを投与されたが十分な降圧は得られなかった。追加する薬物として適切なのはどれか。1つ選べ。
- ⑴ ニフェジピンニフェジピンは妊娠20週以降の妊婦に使用でき、妊娠高血圧の治療薬として用いられます。
- ⑵ ジルチアゼム塩酸塩ジルチアゼムは動物実験で催奇形性が報告されており、妊婦又は妊娠している可能性のある女性には禁忌です。
- ⑶ エナラプリルマレイン酸塩エナラプリルなどのACE阻害薬は、胎児の腎障害や羊水過少症を起こすため、妊婦には禁忌です。
- ⑷ テルミサルタンテルミサルタンなどのARBもACE阻害薬と同様に胎児毒性があり、妊婦には禁忌です。
- ⑸ レナリドミドレナリドミドは多発性骨髄腫などに用いる薬で、サリドマイド誘導体として強い催奇形性があり、降圧薬でもありません。
解説
正解は⑴です。妊娠高血圧に対しては、メチルドパ、ラベタロール、ヒドララジン、ニフェジピンが主に用いられます。ニフェジピンは妊娠20週以降の妊婦に使用でき、メチルドパで十分な降圧が得られない妊娠23週のこの患者に追加する薬として適切です。ジルチアゼムは動物実験で催奇形性が報告されており妊婦には禁忌です。エナラプリルなどのACE阻害薬やテルミサルタンなどのARBは、胎児の腎障害などを起こすため妊婦に禁忌です。レナリドミドは強い催奇形性をもつ抗悪性腫瘍薬です。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000198929.html)を加工して作成