70歳の男性。体重60 kg、血清クレアチニン値1.4 mg/dL。腎排泄型の抗…
70歳の男性。体重60 kg、血清クレアチニン値1.4 mg/dL。腎排泄型の抗菌薬の投与量を決めるため、コッククロフト・ゴールトの式(クレアチニンクリアランス=(140-年齢)×体重÷(72×血清クレアチニン値)、男性)で腎機能を見積もる。得られる値として最も近いのはどれか。
- ⑴ 約42 mL/分(140-70)×60÷(72×1.4)で4,200÷100.8となり、約42 mL/分です。
- ⑵ 約58 mL/分分母の血清クレアチニン値を1.0として計算した値で、実際の値1.4を用いていません。
- ⑶ 約83 mL/分分母の72を半分の36として計算した値で、式の定数を取り違えています。
- ⑷ 約29 mL/分血清クレアチニン値を2.0と取り違えて計算した値で、実際の値1.4を用いていません。
- ⑸ 約35 mL/分女性の補正係数0.85を掛けた値です。この患者は男性なので補正は不要です。
解説
最も近いのは約42 mL/分です。コッククロフト・ゴールトの式に値を入れると、(140-70)×60で4,200、72×1.4で100.8となり、4,200÷100.8で約41.7 mL/分です。女性では、この値に0.85を掛けて補正します。この式は年齢と体重、血清クレアチニン値から腎機能を簡便に推定するもので、腎排泄型の薬物の投与量や投与間隔を決める際に、添付文書の目安と照らし合わせて用います。
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