指導薬剤師は、実務実習生に下表の換算値を用いて経口抗精神病薬のクロルプロマジン換…
30 歳男性。以下の処方1 ~3 が記載された処方箋を持って薬局を訪れた。この薬局では、1 名の薬学生が実習中であった。(処方1 )リスペリドン錠1 mg 1 回1 錠(1 日3 錠)スルピリド錠100 mg 1 回1 錠(1 日3 錠)1 日3 回 朝昼夕食後 14 日分(処方2 )ハロペリドール細粒1 % 1 回0.6 g(1 日0.6 g)1 日1 回 朝食後 14 日分(処方3 )ラメルテオン錠8 mg 1 回1 錠(1 日1 錠)1 日1 回 就寝前 14 日分
指導薬剤師は、実務実習生に下表の換算値を用いて経口抗精神病薬のクロルプロマジン換算量を算出する課題を出した。この患者の1 日分のクロルプロマジン換算量はどれか。1つ選べ。(経口抗精神病薬の等価換算表)薬物 経口クロルプロマジン100 mg に相当する換算値クロルプロマジン 100スルピリド 200ハロペリドール 2リスペリドン 1
- ⑴ 300 mg300 mgはリスペリドン分のみの値です。スルピリドとハロペリドールの換算量も合計する必要があります。
- ⑵ 480 mg480 mgにはなりません。リスペリドン300 mg、スルピリド150 mg、ハロペリドール300 mgを合計すると750 mgです。
- ⑶ 660 mg660 mgにはなりません。ハロペリドール細粒1%0.6 gは成分6 mgで、換算すると300 mgになります。
- ⑷ 750 mg300 mg(リスペリドン)+150 mg(スルピリド)+300 mg(ハロペリドール)=750 mgです。
- ⑸ 900 mg900 mgにはなりません。スルピリドの換算値は200なので、1日300 mgは150 mgに相当します。
解説
正解は⑷です。クロルプロマジン換算量は、各薬物の1日量を換算値で割り、100を掛けて合計します。リスペリドンは1日3 mgで3÷1×100=300 mg、スルピリドは1日300 mgで300÷200×100=150 mgです。ハロペリドール細粒1%の0.6 gは成分として6 mgなので、6÷2×100=300 mgとなります。合計は300+150+300=750 mgです。細粒は製剤量と成分量の違いに注意が必要で、この点を誤ると答えがずれてしまいます。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000198928.html)を加工して作成