薬剤師が提案する変更後の処方薬として適切なのはどれか。2つ選べ。
45 歳女性。慢性的に片頭痛を繰り返しており、現在、処方1 及び2 の薬剤を服用している。病院再診時、患者の片頭痛日誌を確認したところ、月4 回以上通勤できないほどの片頭痛発作があった。医師は処方2 の薬剤を変更するため、病院薬剤師に薬剤の選択について意見を求めた。(処方1 )スマトリプタンコハク酸塩錠50 mg 1 回1 錠頭痛時 10 回分(10 錠)(処方2 )バルプロ酸ナトリウム徐放錠200 mg 1 回1 錠(1 日2 錠)1 日2 回 朝夕食後 28 日分
薬剤師が提案する変更後の処方薬として適切なのはどれか。2つ選べ。
- ⑴ セレコキシブセレコキシブはNSAIDsで、片頭痛の発作予防薬ではありません。
- ⑵ ガルカネズマブ抗CGRP抗体で片頭痛の発作予防に用いられるので正答です。
- ⑶ エルゴタミンエルゴタミンは急性期治療薬で、スマトリプタンとの24時間以内の併用は禁忌です。
- ⑷ ロメリジン塩酸塩Ca²⁺拮抗薬で片頭痛の予防薬として用いられるので正答です。
- ⑸ ロキソプロフェンナトリウムロキソプロフェンは急性期の鎮痛薬で、予防薬ではありません。
解説
正解は⑵と⑷です。月に複数回の片頭痛発作で日常生活に支障がある場合は、発作予防薬を用います。ガルカネズマブはカルシトニン遺伝子関連ペプチド(CGRP)に結合する抗体製剤で、月1回の皮下注射で発作を予防します。ロメリジンはCa²⁺拮抗薬で、片頭痛の予防薬として用いられます。セレコキシブやロキソプロフェンは急性期の鎮痛薬で、エルゴタミンはスマトリプタンとの24時間以内の併用が禁忌です。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000198928.html)を加工して作成