白内障に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。
白内障に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。
- ⑴ 硝子体が混濁する疾患の総称である。白内障は水晶体が混濁する疾患です。硝子体の混濁は硝子体出血などで起こる別の病態です。
- ⑵ 先天性と後天性とに大別できる。白内障は先天性(風疹感染など)と後天性(加齢性、糖尿病性、薬剤性など)に大別されます。
- ⑶ 副腎皮質ステロイド性薬の長期投与により、発症を抑制できる。副腎皮質ステロイドの長期投与は後嚢下白内障の原因となり、白内障を抑制するものではありません。
- ⑷ 治療に用いる点眼薬として、ピレノキシンとグルタチオンがある。ピレノキシンとグルタチオンは水晶体の混濁の進行を抑える目的で用いられる点眼薬です。
- ⑸ 加齢による白内障では、点眼薬の投与により混濁が消失する。点眼薬は進行を遅らせるだけで、すでに生じた混濁は消失しません。根本治療は手術です。
解説
正解は⑵と⑷です。白内障は眼のレンズである水晶体が混濁して視力が低下する疾患の総称で、先天性と後天性に大別され、後天性では加齢性が最も多く、糖尿病やステロイドの長期使用、外傷なども原因になります。点眼薬のピレノキシンやグルタチオンは、水晶体タンパク質の変性を抑えて進行を遅らせる目的で使われますが、生じた混濁を消すことはできません。視力障害が進んだ場合の根本治療は手術(眼内レンズ挿入)です。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000198926.html)を加工して作成