緑内障に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。
緑内障に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。
- ⑴ 緑内障は、眼圧を正常範囲内に維持すれば症状は現れない。正常眼圧緑内障のように、眼圧が正常範囲内でも視神経障害が進行し症状が現れることがあります。
- ⑵ 緑内障により低下した視力は、眼圧を低下させると速やかに回復する。緑内障による視神経の障害は不可逆的で、眼圧を下げても失われた視野や視力は回復しません。
- ⑶ 開放隅角緑内障では、虹彩と水晶体の間の房水の流れが妨げられている。虹彩と水晶体の間の房水の流れが妨げられる瞳孔ブロックは、閉塞隅角緑内障の機序です。
- ⑷ 開放隅角緑内障では、視野欠損が徐々に進行する。開放隅角緑内障では、自覚症状が乏しいまま視野欠損が徐々に進行します。
- ⑸ 急性閉塞隅角緑内障では、急性の眼痛とともに頭痛、悪心・嘔吐を伴った視力低下が起こる。急性閉塞隅角緑内障では、急な眼痛とともに頭痛、悪心・嘔吐を伴った視力低下が起こります。
解説
正解は⑷と⑸です。開放隅角緑内障は、線維柱帯からの房水の流出が徐々に悪くなる病型で、自覚症状が乏しいまま視野欠損がゆっくり進行します。急性閉塞隅角緑内障は、隅角が急に閉じて眼圧が急上昇し、激しい眼痛、頭痛、悪心・嘔吐、充血、視力低下などが起こるため緊急の治療が必要です。日本では眼圧が正常範囲でも視神経が障害される正常眼圧緑内障が多い点も重要です。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000198924.html)を加工して作成