白癬及びその治療薬に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。
白癬及びその治療薬に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。
- ⑴ 足白癬の原因で最も頻度の高いのは、カンジダ・アルビカンスである。足白癬の原因菌として最も多いのは皮膚糸状菌のトリコフィトン・ルブルムで、カンジダ・アルビカンスではありません。
- ⑵ 足白癬への外用薬による治療は、1 週間で中止する。症状が消えても菌が残りやすいため、外用薬は少なくとも1か月程度、多くは数か月継続します。
- ⑶ 爪白癬の治療には、内服薬は用いられない。爪白癬では外用薬が浸透しにくいため、テルビナフィンやイトラコナゾールなどの内服薬が主に用いられます。
- ⑷ イトラコナゾール錠は、妊婦又は妊娠の可能性のある女性に禁忌である。イトラコナゾールは動物実験で催奇形性が報告されており、妊婦又は妊娠の可能性のある女性には禁忌です。
- ⑸ テルビナフィン塩酸塩錠の副作用として、重篤な肝障害がある。テルビナフィンの内服では重篤な肝障害が報告されており、定期的な肝機能検査が求められます。
解説
正解は⑷と⑸です。白癬は皮膚糸状菌(主にトリコフィトン・ルブルム)による感染症で、カンジダ症とは原因菌が異なります。足白癬の外用治療は症状が消えても角質の入れ替わりを考えて少なくとも1か月程度は続けます。爪白癬には外用薬が届きにくいため、テルビナフィンやイトラコナゾールなどの内服薬も用いられます。イトラコナゾールは動物で催奇形性が報告されて妊婦に禁忌、テルビナフィンは重篤な肝障害に注意が必要です。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000198926.html)を加工して作成