ガスクロマトグラフィーに関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。
ガスクロマトグラフィーに関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。
- ⑴ 電子捕獲検出器は、主にC-H 結合を有する有機化合物の検出に用いられる。電子捕獲検出器はハロゲンやニトロ基など電子親和性の高い化合物に高感度で、C-H結合の検出には水素炎イオン化検出器を用います。
- ⑵ 定量には内標準法が用いられるが、絶対検量線法は用いられない。定量には内標準法のほか、絶対検量線法や標準添加法も用いられます。
- ⑶ 難揮発性物質の誘導体化の1 つにトリメチルシリル化がある。トリメチルシリル化は難揮発性物質の揮発性を高める代表的な誘導体化法です。
- ⑷ カラム恒温槽の温度をある温度から一定速度で上昇させると、上昇させない場合と比較して分離時間が長くなる。昇温分析では高沸点成分が早く溶出するため、一定温度の場合に比べて分離時間は短くなります。
- ⑸ 電子イオン化及び化学イオン化はガスクロマトグラフィー/質量分析法のイオン化法に用いられる。電子イオン化と化学イオン化は、GC/MSで気化した分子をイオン化する代表的な方法です。
解説
正解は⑶と⑸です。ガスクロマトグラフィーでは試料を気化させる必要があるため、ヒドロキシ基やカルボキシ基をもつ難揮発性物質はトリメチルシリル化などで誘導体化して揮発性を高めます。GC/MSのイオン化には、気相の分子に電子を衝突させる電子イオン化(EI)と、反応ガスを介する化学イオン化(CI)が用いられます。電子捕獲検出器はハロゲン化合物など電子親和性の高い物質の検出に用い、定量には絶対検量線法も用います。昇温分析は分離時間を短縮します。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000198926.html)を加工して作成