ペニシラミンを解毒薬として使う中毒の原因物質はどれか。1つ選べ。
ペニシラミンを解毒薬として使う中毒の原因物質はどれか。1つ選べ。
- ⑴ アセトアミノフェンアセトアミノフェン中毒にはグルタチオンの前駆体であるアセチルシステインを用います。
- ⑵ 鉛ペニシラミンは鉛などの重金属とキレートを形成して排泄を促すため、鉛中毒の解毒薬として用いられます。
- ⑶ テトロドトキシンテトロドトキシン(フグ毒)には特異的な解毒薬がなく、人工呼吸などの対症療法を行います。
- ⑷ サリンサリン中毒にはムスカリン受容体遮断薬のアトロピンとコリンエステラーゼ再賦活薬プラリドキシムを用います。
- ⑸ メタノールメタノール中毒にはアルコール脱水素酵素を阻害するホメピゾールやエタノールを用います。
解説
正解は⑵です。ペニシラミンはSH基をもつキレート剤で、鉛、銅、水銀などの重金属と錯体を形成して尿中への排泄を促すため、鉛中毒などの解毒に用いられます。銅を排泄させる作用からウィルソン病にも用いられます。アセトアミノフェン中毒にはアセチルシステイン、サリン(有機リン系神経剤)中毒にはアトロピンやプラリドキシム、メタノール中毒にはホメピゾールやエタノールが用いられます。テトロドトキシンには特異的な解毒薬がなく、呼吸管理などの対症療法を行います。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000198926.html)を加工して作成