我が国の医療保険制度において、向精神薬以外にも、長期投与に注意を要するために、処…
58 歳男性。不眠のため心療内科を受診し、以下の処方箋を持って保険薬局を訪れた。薬剤師がゾルピデム錠の添付文書を確認したところ、ゾルピデム錠は向精神薬であり、医療保険制度上、30 日の処方日数の上限があることが判明した。(処方)ゾルピデム錠5 mg 1 回1 錠(1 日1 錠)1 日1 回 就寝前 60 日分
我が国の医療保険制度において、向精神薬以外にも、長期投与に注意を要するために、処方日数の上限が設けられている医薬品はどれか。2つ選べ。
- ⑴ 麻薬麻薬は保険診療上、14日分や30日分などの投与日数の上限が設けられています。
- ⑵ 特定生物由来製品特定生物由来製品であることを理由とした投与日数の上限は設けられていません。
- ⑶ 放射性医薬品放射性医薬品であることを理由とした投与日数の上限は設けられていません。
- ⑷ 毒薬・劇薬に指定されている医薬品毒薬・劇薬の指定は投与日数の上限とは直接関係せず、一律の制限はありません。
- ⑸ 薬価基準収載の翌月の初日から1 年未満の新医薬品薬価基準収載の翌月初日から1年未満の新医薬品は、原則14日分が投与日数の上限です。
解説
正解は⑴と⑸です。保険診療では、長期投与に注意が必要な医薬品について1回の投与日数の上限が定められています。麻薬は向精神薬と同様に14日分や30日分などの上限があり、薬価基準に収載された翌月の初日から1年を経過していない新医薬品は、安全性の情報が限られるため原則14日分が上限です。特定生物由来製品、放射性医薬品、毒薬・劇薬に指定されているというだけでは、医療保険制度上の投与日数の上限は設けられていません。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000198923.html)を加工して作成