医療者が患者に悪い知らせを伝える際のコミュニケ―ションスキルとしてSPIKES …
医療者が患者に悪い知らせを伝える際のコミュニケ―ションスキルとしてSPIKES モデル(注)がある。薬剤師が抗がん剤の副作用について説明をする場面に関する記述のうち、SPIKES モデルの「Invitation」に該当するのはどれか。1つ選べ。 (注) SPIKES:Setting(面談の設定)、Perception(患者認識の評価)、Invitation(患者からの求めの確認)、Knowledge(知識や情報の提供)、Empathy(感情への共感的対応)、Strategy & Summary(方針とまとめ)
- ⑴ 患者が何を具体的に知りたいと思っているか確認した。患者が何を知りたいかを確認することは、患者からの求めを確認するInvitationに該当します。
- ⑵ プライバシーが守られ、落ち着いて話せる面談室を用意した。プライバシーが守られる面談室の用意は、面談の環境を整えるSettingに該当します。
- ⑶ 抗がん剤治療について患者が受けた説明内容を確認した。患者が受けた説明内容を確認することは、患者の認識を評価するPerceptionに該当します。
- ⑷ 副作用が起きたときの対応について十分に説明した。副作用への対応を説明することは、知識や情報を提供するKnowledgeに該当します。
- ⑸ 副作用に対する患者の不安な気持ちに寄り添う対応をした。患者の不安な気持ちに寄り添う対応は、感情に共感的に対応するEmpathyに該当します。
解説
正解は⑴です。SPIKESモデルの「Invitation」は、患者がどこまで、どのような情報を知りたいと思っているかを確認する段階です。悪い知らせを伝える際には、患者の希望に応じて伝える情報の量や深さを調整することが大切です。面談室の準備はSetting、受けた説明の理解の確認はPerception、副作用への対応の説明はKnowledge、不安な気持ちへの寄り添いはEmpathyにそれぞれ該当します。各段階の順序と内容を対応させて覚えておきましょう。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000198923.html)を加工して作成