薬剤師と実務実習生の会話である。会話内容に関する記述として適切なのはどれか。2つ…
薬剤師と実務実習生の会話である。会話内容に関する記述として適切なのはどれか。2つ選べ。薬 剤 師:初めての服薬指導はうまくできましたか?実務実習生:いいえ、あまりうまくできませんでした。薬 剤 師:①どのあたりがうまくいかないと思ったのですか?実務実習生 :本当の患者さんを前にして緊張してしまい、準備した資料が気になって②患者さんの目をあまり見られませんでした。薬 剤 師 :③初めての服薬指導は緊張しますよね。それで、緊張して患者さんの目を見てお話ができなかったと感じているのですね。実務実習生:そうなんです。薬 剤 師 :私が見ていた感想としては、④漏れなく情報を伝えられたのは非常に良かったです。患者さんの目を見てお話できなかった点は改善すべきですが、患者さんの気持ちに寄り添ってお話しようと取り組んでいたのは素晴らしかったです。実務実習生 :ありがとうございます。次回は患者さんの目を見てお話することを意識してみます。
- ⑴ ①で薬剤師は、実務実習生が考えや気持ちを話せるように、閉じた質問を行った。①は「どのあたりが」と自由に答えられる開かれた質問で、閉じた質問ではありません。
- ⑵ ②で実務実習生は、言語コミュニケーションがうまくできなかったことを伝えた。目を見られなかったのは視線という非言語コミュニケーションの問題です。
- ⑶ ③で薬剤師は、実務実習生の話を理解していることを伝えるために、実務実習生が話した内容を共感的に繰り返した。実習生の話を共感的に繰り返し、理解していることを伝えているので正答です。
- ⑷ ④で薬剤師は、Positive・Negative・Positive を活用してフィードバックした。良い点、改善点、良い点の順に伝えるPositive・Negative・Positiveを用いているので正答です。
- ⑸ 実務実習生は、薬剤師との会話の中で終始、非主張的な反応を示していた。実習生は自分の考えや次の目標を率直に伝えており、終始非主張的とはいえません。
解説
正解は⑶と⑷です。③で薬剤師は、実習生の言葉を言い換えて繰り返し、気持ちに共感しながら話を理解していることを伝えています。④では、良かった点を述べ、次に改善点を伝え、最後に再び良かった点で締めくくるPositive・Negative・Positiveの手法でフィードバックしています。①は自由に答えられる開かれた質問であり、②の視線は非言語コミュニケーションに当たります。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000198928.html)を加工して作成