中枢神経でオピオイドμ受容体を遮断して、モルヒネが引き起こす呼吸抑制を改善するの…
中枢神経でオピオイドμ受容体を遮断して、モルヒネが引き起こす呼吸抑制を改善するのはどれか。1つ選べ。
- ⑴ ドキサプラムドキサプラムは末梢化学受容器を介して呼吸を刺激する呼吸促進薬で、μ受容体の遮断作用はありません。
- ⑵ ナルデメジンナルデメジンは血液脳関門を通過しにくい末梢性μ受容体遮断薬で、オピオイド誘発性便秘に用います。
- ⑶ ナロキソン中枢のオピオイドμ受容体を競合的に遮断し、モルヒネによる呼吸抑制を改善する拮抗薬です。
- ⑷ ナルフラフィンナルフラフィンはオピオイドκ受容体作動薬で、透析患者などのそう痒症に用います。
- ⑸ フルマゼニルフルマゼニルはベンゾジアゼピン受容体の拮抗薬で、オピオイドによる呼吸抑制は改善しません。
解説
正解は⑶です。ナロキソンはオピオイドμ受容体の競合的遮断薬で、血液脳関門を通過して中枢に作用し、モルヒネなどによる呼吸抑制を速やかに改善します。作用時間がモルヒネより短いため、再び呼吸抑制が起こらないか観察が必要です。ナルデメジンは末梢のみで作用し便秘を改善する薬で、中枢には作用しません。ドキサプラムは呼吸中枢刺激薬、ナルフラフィンはκ受容体作動薬、フルマゼニルはベンゾジアゼピン拮抗薬です。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000198923.html)を加工して作成