慢性便秘症の50歳の女性にルビプロストンのカプセルが処方された。この薬が排便を促…
慢性便秘症の50歳の女性にルビプロストンのカプセルが処方された。この薬が排便を促す仕組みとして、正しいのはどれか。
- ⑴ 小腸の上皮のクロライドチャネルを活性化し、腸管内への水分の分泌を増やす。ルビプロストンはクロライドチャネルを開き、塩化物イオンとともに水分を腸管内へ分泌させます。
- ⑵ 腸管内の浸透圧を高めて水分を引き込み、マグネシウムの塩として便を軟らかくする。これは酸化マグネシウムなどの塩類下剤の作用です。
- ⑶ 回腸の胆汁酸の輸送体を阻害し、大腸へ流れ込む胆汁酸を増やして排便を促す。これはエロビキシバットの作用です。
- ⑷ 大腸の粘膜の神経を刺激して蠕動運動を強める、刺激性の下剤として働く。これはセンノシドなどの刺激性下剤の作用です。
- ⑸ 末梢のオピオイド受容体を遮断し、オピオイドによる腸の運動の抑制を取り除く。これはナルデメジンの作用で、オピオイドによる便秘に用います。
解説
正解は、小腸の上皮のクロライドチャネルを活性化し、腸管内への水分の分泌を増やすというものです。ルビプロストンは小腸の上皮細胞にあるクロライドチャネルを活性化して塩化物イオンの分泌を増やし、それに伴って水分も腸管内へ移ることで便が軟らかくなり、排便が促されます。副作用として吐き気が出やすく、妊娠している女性には用いません。ほかの選択肢は、別の下剤の作用の仕組みです。
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