がん治療薬の臨床試験の論文を読み、生存期間の比較や変数どうしの関係を表す統計の手…
がん治療薬の臨床試験の論文を読み、生存期間の比較や変数どうしの関係を表す統計の手法を確認した。記述として、正しいのはどれか。2つ選べ。
- ⑴ 途中で追跡できなくなった患者は、生存時間の解析では死亡として扱う。追跡できなくなった患者は打ち切りとして扱い、死亡とはみなしません。
- ⑵ 生存期間はカプラン・マイヤー法で曲線に表し、群の比較にはログランク検定を用いる。打ち切りを含むデータから生存曲線を推定し、群間の差を検定します。
- ⑶ 相関係数が0に近いことは、2つの変数の直線的な関係が乏しいことを示す。相関係数は直線的な関係の強さを表し、0に近いほど関係が弱いことを示します。
- ⑷ ハザード比が1より小さいことは、治療群で事象が起こりやすいことを示す。ハザード比が1より小さいと、治療群で事象が起こりにくいことを示します。
- ⑸ 相関係数が大きいことは、2つの変数の間の因果関係を証明している。相関があっても因果関係があるとは限らず、交絡などを考える必要があります。
解説
正解は⑵と⑶です。生存時間の解析では、途中で追跡できなくなった患者を打ち切りとして扱い、カプラン・マイヤー法で生存曲線を推定して、ログランク検定で群を比べます。ハザード比が1より小さいと治療群で事象が起こりにくいことを示します。相関係数は直線的な関係の強さを表しますが、相関があっても因果関係があるとは限りません。
当サービスが作成したオリジナル問題です。実際の試験問題ではありません。