ある疾患の予防薬である新薬 X の評価を行うために調査を行ったところ、プラセボ対…
ある疾患の予防薬である新薬 X の評価を行うために調査を行ったところ、プラセボ対照無作為化二重盲検比較試験のデータが得られ、新薬 X の有効性が示されていた(下表)。この結果から算出できる新薬 X の治療必要数(NNT)が20 であるとき、表の(A)に入る数値として適切なのはどれか。1つ選べ。当該疾患の 当該疾患の発症あり 発症なし新薬 X 投与群 -(A)人 800 (A)人800 人プラセボ 投与群80 人 720 人800 人
- ⑴ 1010人では発症率0.0125となりARRは0.0875、NNTは約11となり、条件の20と合いません。
- ⑵ 2020人では発症率0.025となりARRは0.075、NNTは約13となり、条件の20と合いません。
- ⑶ 3030人では発症率0.0375となりARRは0.0625、NNTは16となり、条件の20と合いません。
- ⑷ 40発症率40÷800=0.05で、ARR=0.10-0.05=0.05、NNT=1/0.05=20と条件に一致します。
- ⑸ 5050人では発症率0.0625となりARRは0.0375、NNTは約27となり、条件の20と合いません。
解説
正解は⑷です。治療必要数(NNT)は絶対リスク減少率(ARR)の逆数で、NNT=20からARR=1/20=0.05となります。プラセボ群の発症率は80÷800=0.10なので、新薬X群の発症率は0.10-0.05=0.05です。したがって新薬X群の発症者数(A)は800×0.05=40人となります。NNTは「1人の発症を防ぐために何人に投与すればよいか」を表す指標で、値が小さいほど効果が大きいことを意味します。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000198926.html)を加工して作成