生後3か月の乳児。1週間前から、短い咳が続けて出たあとに息を吸い込むときに笛のよ…
生後3か月の乳児。1週間前から、短い咳が続けて出たあとに息を吸い込むときに笛のような音がする発作を繰り返し、顔が赤くなる。母親も1か月ほど前から長引く咳が続いていた。考えられる疾患と治療についての説明として、最も適切なのはどれか。
- ⑴ 細菌による感染症ではないため、抗菌薬は使わずに経過をみる。百日咳は百日咳菌という細菌による感染症で、抗菌薬で治療します。
- ⑵ 百日咳が考えられ、治療にはマクロライド系抗菌薬が用いられる。百日咳菌による感染症で、マクロライド系抗菌薬で治療します。
- ⑶ 結核が考えられ、4種類の抗結核薬を6か月間併用して治療する。特徴的な咳の発作と家族の長引く咳から、百日咳が最も考えられます。
- ⑷ 乳児の百日咳は軽症で済むことが多く、入院の必要は低い。乳児では無呼吸やけいれんを起こして重症化しやすく、入院が必要になることがあります。
- ⑸ 百日咳は予防接種の対象ではなく、乳児期のワクチンには含まれていない。百日咳は乳児期の定期接種の混合ワクチンに含まれています。
解説
正解は⑵です。百日咳は百日咳菌による感染症で、短い咳が続けて出たあとに息を吸い込むときに笛のような音がする特徴的な咳の発作がみられます。ワクチンの効果が弱まった大人が感染源となり、乳児では無呼吸やけいれんを起こして重症化することがあります。治療にはマクロライド系抗菌薬が用いられ、乳児期の定期接種の混合ワクチンで予防します。
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