被験者20 名が参加した臨床試験において、被験者の生存期間をカプランマイヤー法で…
被験者20 名が参加した臨床試験において、被験者の生存期間をカプランマイヤー法で示したところ、図のようになった。ヒゲ(+)は脱落を表している。以下の記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。100 A B C DE生存率(%)試験期間
- ⑴ 時点Aにおいて、観察を継続している被験者数は14 名である。20名から時点Aまでの死亡と脱落の人数を差し引くと、観察継続中の被験者は14名となります。
- ⑵ 時点Bと時点Cの間に、観察中の被験者のうち4 名が死亡した。図の時点BとCの間の生存率の低下からは、4名の死亡とは読み取れないとされています。
- ⑶ 時点Cにおいて、観察を継続している被験者数は8 名である。時点Cまでの死亡と脱落を差し引いた観察継続者数は8名とはならないとされています。
- ⑷ 時点Dと時点Eの間に、観察中の被験者のうち1 名が死亡した。時点DとEの間には生存率の低下が1段あり、観察中の被験者のうち1名が死亡したと読み取れます。
- ⑸ 時点Eにおいて、観察を継続している被験者数は2 名である。時点Eで観察を継続している被験者数は2名とはならないとされています。
この問題は問題の図(写真・図・表など)を見て答えます。図はこちらに転載していないため、下の出典のページから公式のPDFをご覧ください。解説だけでも読み取り方が分かるように書いています。
解説
正解は⑴と⑷です。カプラン・マイヤー曲線では、死亡(イベント)が起こった時点で生存率が階段状に下がり、脱落(打ち切り)はヒゲで示されて生存率は変わりませんが、観察を継続する人数(リスク集合)は減ります。20名から始まった試験で、図から時点Aまでの死亡と脱落の数を差し引くと観察継続者は14名となり、時点DとEの間には1段の低下、すなわち1名の死亡が読み取れます。図は見えないため、公表正答に沿って読み取りの考え方を説明しています。生存率の低下幅は死亡数をその時点のリスク集合で割った値です。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000198925.html)を加工して作成