糖尿病とその合併症について、病態の特徴を整理した。糖尿病の病態に関する記述のうち…
糖尿病とその合併症について、病態の特徴を整理した。糖尿病の病態に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。
- ⑴ 細い血管の障害による糖尿病の代表的な合併症に、網膜症・腎症・神経障害がある。高血糖が続くと細小血管が障害され、視力の低下、腎機能の低下、手足のしびれなどが起こります。
- ⑵ 高浸透圧高血糖状態は、高齢の2型糖尿病の患者で、強い脱水を伴って起こりやすい。感染や脱水をきっかけに著しい高血糖と高浸透圧になり、意識障害を起こすことがあります。
- ⑶ 1型糖尿病は、中高年の肥満した人に多く、生活習慣の乱れが主な原因である。1型糖尿病は膵β細胞の破壊によって起こり、若年で発症することが多い病気です。
- ⑷ 低血糖を繰り返している患者では、HbA1cの値は高く出るようになる。低血糖を繰り返すと平均の血糖が下がるため、HbA1cはむしろ低くなります。
- ⑸ 糖尿病性腎症の早い段階では、尿中に排泄されるアルブミンの量が減っていく。腎症の早期には微量のアルブミンが尿中に出始め、その量が増えることが早期発見の手がかりになります。
解説
正しいのは、糖尿病の代表的な合併症と、高浸透圧高血糖状態についての記述です。糖尿病では高血糖が続くことで、網膜症・腎症・神経障害の細小血管障害や、心筋梗塞・脳梗塞などの大血管障害が起こります。腎症は尿中アルブミンの増加で早期に見つけられます。急性の合併症には、主に1型でみられるケトアシドーシスと、高齢の2型でみられる高浸透圧高血糖状態があります。
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