眼窩吹き抜け骨折で誤っているのはどれか。
眼窩吹き抜け骨折で誤っているのはどれか。
- ⑴ 開放型では眼球陥凹が生じる。開放型では眼窩内容が上顎洞へ脱出し、眼球陥凹が生じます。
- ⑵ 眼窩上壁が損傷しやすい。損傷しやすいのは薄い下壁と内側壁で、上壁は損傷しにくいため誤りです。
- ⑶ 牽引試験は陽性である。下直筋などが絞扼されるため、牽引試験は陽性になります。
- ⑷ 鈍的外傷によって発症する。ボールなどによる鈍的外傷で眼窩内圧が上がり発症します。
- ⑸ 鼻翼や上口唇の知覚障害を伴う。眼窩下神経の障害で頬部、鼻翼、上口唇の知覚障害を伴います。
解説
正解は⑵です。眼窩吹き抜け骨折は、眼部への鈍的外傷で眼窩内圧が急に上がり、薄い眼窩下壁(眼窩底)や内側壁が骨折するもので、眼窩上壁は損傷しにくいです。開放型では眼窩内容が上顎洞へ脱出して眼球陥凹を生じ、閉鎖型(線状型・trapdoor型、小児に多い)では下直筋などが絞扼されて牽引試験が陽性になります。眼窩下壁を走る眼窩下神経が障害されると、頬部や鼻翼、上口唇の知覚障害を伴います。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp220421-10.html)を加工して作成