ソクマル視能訓練士

46 歳の女性。数か月前からの複視を主訴に来院した。過去に甲状腺機能亢進症の加療…

46 歳の女性。数か月前からの複視を主訴に来院した。過去に甲状腺機能亢進症の加療歴がある。視力は右1.2(矯正不能)、左1.0(1.2×-0.50 D)。MRI 眼窩冠状断のT1 強調像と脂肪抑制T2 強調像(別冊No. 5A)を別に示す。別に示すHess 赤緑試験の結果(別冊No. 5B①〜⑤)のうち、この患者のものはどれか。
この問題は別冊の図版(写真・図・表など)を見て答えます。図はこちらに転載していないため、下の出典のページから公式のPDFをご覧ください。解説だけでも読み取り方が分かるように書いています。

解説

正解は⑸です。MRIとHess試験の図は確認できませんが、甲状腺機能亢進症の既往があり数か月前からの複視を訴えることから、甲状腺眼症が考えられます。MRIでは外眼筋の筋腹の腫大が、脂肪抑制T2強調像では活動性の炎症が高信号として描出されます。甲状腺眼症では下直筋や内直筋の肥大・線維化が多く、拮抗方向への運動制限(上転制限など)を示す制限性の斜視となり、Hess試験ではその方向の運動範囲が狭くなります。正答から⑤がその所見に一致すると考えられます。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp180511-10.html)を加工して作成

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