眼窩下壁骨折について誤っているのはどれか。
眼窩下壁骨折について誤っているのはどれか。
- ⑴ 上転障害をきたす。下直筋などの絞扼により上転障害を来すので、正しい記述です。
- ⑵ CT 検査が有用である。CTで骨折部と組織の脱出を確認でき、正しい記述です。
- ⑶ 牽引試験は陽性である。機械的な運動制限のため牽引試験は陽性となり、正しい記述です。
- ⑷ 検査距離によって斜視角が異なる。斜視角は視線の方向で変わり、検査距離による違いは特徴ではありません。
- ⑸ 術後の眼球運動訓練の対象となる。術後に残る運動制限は眼球運動訓練の対象となり、正しい記述です。
解説
正解は⑷です。眼窩下壁骨折では、骨折部に下直筋や周囲の組織が挟まって上転障害(と下転障害)を来し、牽引試験で機械的な運動制限を示す陽性となります。CT検査で骨折部と組織の脱出を確認でき、手術で整復した後も運動制限が残る場合は眼球運動訓練の対象となります。斜視角の変化は視線の方向(上方視・下方視)によるもので、遠見と近見の検査距離によって斜視角が異なることは、本症の特徴ではありません。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp180511-10.html)を加工して作成