24 歳の女性。乳歯の残存を主訴として来院した。中学生のころから自覚し、矯正歯科…
24 歳の女性。乳歯の残存を主訴として来院した。中学生のころから自覚し、矯正歯科治療を希望した際に精査を勧められたという。歯肉に異常所見はない。初診時のエックス線画像(別冊No. 27A)とCT(別冊No. 27B)を別に示す。疑われるのはどれか。1 つ選べ。
- ⑴ 大理石骨病大理石骨病は全身の骨が硬化する遺伝性疾患で、骨折や貧血などを伴います。
- ⑵ 骨形成線維腫骨形成線維腫は境界明瞭な腫瘍で、膨隆性に増大します。
- ⑶ 線維性異形成症若年者に好発し、すりガラス状像を示して歯の萌出障害を起こし得ます。
- ⑷ 慢性硬化性骨髄炎慢性硬化性骨髄炎は疼痛や腫脹の反復を伴うことが多いです。
- ⑸ セメント質骨性異形成症セメント質骨性異形成症は中年女性の下顎前歯部・臼歯部に多くみられます。
この問題は別冊の図版(写真・図・表など)を見て答えます。図はこちらに転載していないため、下の出典のページから公式のPDFをご覧ください。解説だけでも読み取り方が分かるように書いています。
解説
正解は⑶です。画像は見られないため本文から考えます。若年者に、乳歯の晩期残存と永久歯の萌出遅延がみられ、歯肉に異常がないことから、顎骨の病変が疑われます。線維性異形成症は若年者に好発し、上顎に多く、エックス線ですりガラス状の不透過像を示し、病変と正常骨の境界は不明瞭で、歯の萌出障害を伴うことがあります。骨形成線維腫は境界明瞭で、セメント質骨性異形成症は中年女性の下顎に多くみられます。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp250428-02.html)を加工して作成