58歳の男性。重度の慢性歯周炎に対して歯周外科治療まで終え、病状は安定した。数か…
58歳の男性。重度の慢性歯周炎に対して歯周外科治療まで終え、病状は安定した。数か所に4mmの歯周ポケットが残っている。喫煙を続けており、2型糖尿病の血糖の管理はやや不良である。今後の管理として適切なのはどれか。2つ選べ。
- ⑴ 喫煙と血糖の管理の状態を踏まえて、来院の間隔を短めに設定する。再発のリスクが高い人ほど、管理のための来院間隔を短くします。
- ⑵ 来院ごとに歯周組織検査を行い、出血のある部位にはルートプレーニングを行う。検査で病状の変化をとらえ、活動性のある部位に処置を行うことが管理の中心です。
- ⑶ 病状が安定したため、次の来院は歯肉の腫れや痛みを自覚したときとする。自覚症状が出てからでは進行を見逃しやすく、定期的な来院で再発を防ぎます。
- ⑷ 残った4mmの歯周ポケットには、来院のたびに歯肉切除を繰り返して浅くする。浅い残存ポケットは非外科的な処置と清掃で管理し、切除を繰り返すことはしません。
- ⑸ 禁煙の支援は管理の期間が終わってから始め、それまでは清掃指導に絞る。喫煙は再発の大きな危険因子で、禁煙の支援は管理と並行して早く始めます。
解説
喫煙と血糖の状態を踏まえて来院間隔を短めにすること、来院ごとに検査を行い出血のある部位にルートプレーニングを行うことの2つが適切です。歯周治療で安定した後も、病状を保つための継続的な管理が欠かせません。喫煙や糖尿病は再発の危険因子で、リスクの高い人ほど来院間隔を短くします。毎回の検査で変化をとらえて処置を行い、禁煙の支援や内科との連携も並行して進めます。
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