58歳の女性。口が乾き、せんべいなど乾いた食品が飲み込みにくいと訴える。眼の乾燥…
58歳の女性。口が乾き、せんべいなど乾いた食品が飲み込みにくいと訴える。眼の乾燥も自覚している。唾液の分泌量を調べる方法として適切なのはどれか。
- ⑴ 唾液を培地で培養し、ミュータンスレンサ球菌の集落の数を数える。これは齲蝕原性菌の量を調べる検査で、唾液の分泌量の評価にはなりません。
- ⑵ 味のないガムを一定時間かませ、出た唾液をすべて集めて量を測る。ガム試験は刺激時の唾液分泌量を測る代表的な方法です。
- ⑶ 唾液を試験紙に滴下し、酸を中和する力を色の変化で判定する。これは唾液の緩衝能の検査で、分泌される量は分かりません。
- ⑷ 舌背を綿棒でこすって塗抹標本を作り、カンジダの菌糸を観察する。これは口腔カンジダ症の検査で、唾液の分泌量を測る方法ではありません。
- ⑸ 歯肉溝にペーパーポイントを挿入し、吸い取られた浸出液の量を測る。これは歯肉溝浸出液の検査で、歯肉の炎症を評価する方法です。
解説
味のないガムをかませて出た唾液を集め、量を測る方法が適切です。口腔乾燥と眼の乾燥がそろう場合はシェーグレン症候群なども考え、唾液の分泌量を客観的に評価します。刺激時の分泌量はガム試験やガーゼをかませる方法で、安静時の分泌量は一定時間口にたまった唾液を吐き出させて測ります。歯肉溝浸出液、唾液の緩衝能、細菌の培養、塗抹標本は、それぞれ別の目的の検査です。
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