血液検査の結果を見た患者から、「基準範囲」とはどういう意味かと尋ねられた。説明と…
血液検査の結果を見た患者から、「基準範囲」とはどういう意味かと尋ねられた。説明として正しいのはどれか。2つ選べ。
- ⑴ 範囲を外れた値が一度出れば、その時点で疾患があると診断できます。健康な人でも約5%は範囲を外れるため、外れた値だけでは診断できません。
- ⑵ 検査を行う施設や測定法が違っても、全国で同じ数値の範囲を使います。測定法や試薬によって値が変わるため、施設ごとに範囲が異なることがあります。
- ⑶ 範囲の内側に値が入っていれば、その項目に関わる病気は否定できます。病気があっても基準範囲内の値を示すことがあり、範囲内でも否定はできません。
- ⑷ 健康な人の測定値を集め、その中央の約95%が入るように決めた範囲です。基準範囲は健常者集団の分布の中央95%をとって定めるのが一般的です。
- ⑸ 血清クレアチニンのように、男女で範囲が異なる項目もあります。筋肉量の差などにより、性別で基準範囲が分けられている項目があります。
解説
健康な人の測定値の中央約95%を範囲としたものであること、性別で範囲が異なる項目があることの2つが正しい説明です。基準範囲の決め方から、健康な人でも約5%は範囲の外に出ます。反対に、病気があっても範囲内の値になることがあるため、範囲の内か外かだけで病気の有無は決まりません。また、測定法や試薬が違うと値が変わるので、範囲は施設によって異なることがあり、年齢や性別でも違います。
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