この検査薬の説明として、正しいのはどれか。2つ選べ。
49 歳男性。職場の健康診断で尿糖が「要注意」と判定され、生活習慣を改善するよう指導されたため、健康診断結果を持って薬局に相談に来た。薬剤師が糖尿病の予後や合併症を説明したところ、男性は食事の改善と運動の実践を決意し、「自宅で尿糖を測定したいので尿糖検査薬を購入したい。」と申し出た。相談の結果、一般用検査薬である尿糖検査薬(第2 類医薬品)を購入することになった。
この検査薬の説明として、正しいのはどれか。2つ選べ。
- ⑴ この検査薬は果糖やガラクトースを測定するものです。尿糖検査薬はグルコースオキシダーゼ法でブドウ糖に特異的に反応し、果糖やガラクトースは測定しません。
- ⑵ 出始めや終わりの尿は使わず、途中の尿(中間尿)で検査してください。出始めの尿は雑菌などが混入しやすいため、中間尿を用いるよう説明するのは正しいです。
- ⑶ 採取してから1 時間静置した尿を検査に使用してください。尿は採取後すぐに検査します。放置すると細菌によりブドウ糖が分解され、偽陰性となるおそれがあります。
- ⑷ 採取した尿に検査紙を 30 分間浸してから判定してください。検査紙は尿に短時間浸してすぐ引き上げ、所定時間後に判定します。30分間浸すのは誤りです。
- ⑸ 尿糖が検出され陽性だった場合は、医療機関を受診してください。陽性の場合は糖尿病などの可能性があるため、医療機関を受診するよう伝えるのは正しいです。
解説
正解は⑵と⑸です。尿糖検査薬は、出始めの尿には尿道などの雑菌や分泌物が混入しやすいため、途中の尿(中間尿)を採取して検査します。尿糖が陽性となった場合は糖尿病などの可能性があるため、自己判断せず医療機関を受診するよう伝えます。この検査薬はグルコースオキシダーゼ法によりブドウ糖に特異的に反応し、果糖やガラクトースは測定しません。尿は採取後すぐに検査し、長時間放置すると細菌による分解で正しい結果が得られません。検査紙は短時間浸して判定します。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000198929.html)を加工して作成