相談に応じた薬剤師が、この女性に勧める一般用医薬品として、適切なのはどれか。2つ…
33 歳既婚女性。頭痛、生理痛及び便秘があり、薬局へ相談に訪れた。薬剤師は相談者から以下の内容を聞き取った。・挙児を強く希望しているが、いまだ妊娠には至っていない。・出産経験はない。・妊娠を考えて、症状があってもなるべく薬を飲まないように我慢していた。・生理時に下腹部だけでなく骨盤の辺りも痛むようになったが、痛みがあるのは生理期間中の数日間だけなので、市販の薬で乗り切りたい。・週に5 日ほど排便がない時がある。・天気の悪い日は頭が痛くなる。・妊娠から授乳期まで服用しても安心な薬があるなら使用したい。
相談に応じた薬剤師が、この女性に勧める一般用医薬品として、適切なのはどれか。2つ選べ。
- ⑴ 酸化マグネシウム酸化マグネシウムは便に水分を保持させる塩類下剤で、妊娠中も比較的安全に使えるため適切です。
- ⑵ ロペラミドロペラミドは止瀉薬で腸管運動を抑えるため、便秘を悪化させ不適切です。
- ⑶ ロキソプロフェンロキソプロフェンなどのNSAIDsは妊娠後期の使用で胎児の動脈管収縮のおそれがあり、妊娠希望者には勧めにくいです。
- ⑷ イブプロフェンイブプロフェンもNSAIDsで、妊娠後期には禁忌となるため、妊娠を望む女性に勧める薬として適切ではありません。
- ⑸ アセトアミノフェンアセトアミノフェンは妊娠中・授乳中にも比較的安全とされ、頭痛や生理痛に勧める薬として適切です。
解説
正解は⑴と⑸です。この女性は挙児を強く希望しており、妊娠に気づかずに服用する可能性も考える必要があります。便秘には腸管で水分を保持して便を軟らかくする酸化マグネシウムが、妊娠中も比較的安全に使えるため適しています。頭痛や生理痛には、妊娠中・授乳中も比較的安全とされるアセトアミノフェンが適します。ロキソプロフェンやイブプロフェンなどのNSAIDsは妊娠後期の使用で胎児の動脈管収縮などのおそれがあり、ロペラミドは止瀉薬で便秘を悪化させます。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000198929.html)を加工して作成