学校薬剤師が屋内の調理場の乾球温度、湿球温度、黒球温度を測定したところ、以下の値…
9 月上旬に小学校の学校給食施設において、調理場の温湿度計が誤作動を起こし表示されなくなった。夏場は熱気や蒸気の発生で、高温・高湿になることが多かったため、現状を把握するために、学校薬剤師が室内の作業環境測定を行うことになった。
学校薬剤師が屋内の調理場の乾球温度、湿球温度、黒球温度を測定したところ、以下の値であった。暑さ指数(湿球黒球温度:WBGT)として最も近い値はどれか。1つ選べ。乾球温度:28.0 ℃湿球温度:25.0 ℃黒球温度:32.0 ℃
- ⑴ 2525は湿球温度そのものの値で、黒球温度の寄与を加えていません。
- ⑵ 2626は屋内の計算式の結果27.1℃と一致しません。
- ⑶ 270.7×25.0+0.3×32.0=27.1℃となり、最も近い値は27で正答です。
- ⑷ 2828は乾球温度そのものの値で、WBGTの算出結果ではありません。
- ⑸ 2929は計算式の結果と一致しません。正しくは約27℃です。
解説
正解は⑶です。屋内など日射のない場所の暑さ指数(WBGT)は、湿球温度と黒球温度から「WBGT=0.7×湿球温度+0.3×黒球温度」で求めます。湿球温度25.0℃、黒球温度32.0℃を代入すると、0.7×25.0+0.3×32.0=17.5+9.6=27.1℃となり、最も近い値は27です。乾球温度は屋外で日射がある場合の式(0.7×湿球+0.2×黒球+0.1×乾球)で用いるもので、屋内の調理場では使いません。WBGT 25〜28は「警戒」に当たります。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000198929.html)を加工して作成