ホルモン関連薬の作用機序に関する記述として、正しいのはどれか。2つ選べ。
ホルモン関連薬の作用機序に関する記述として、正しいのはどれか。2つ選べ。
- ⑴ テトラコサクチドは、副腎皮質束状層の副腎皮質刺激ホルモン(ACTH)受容体を刺激して、糖質コルチコイドの生成・分泌を促す。テトラコサクチドはACTH受容体を刺激し、糖質コルチコイドの生成・分泌を促します。
- ⑵ オシロドロスタットは、ソマトスタチン受容体を刺激して、成長ホルモンや消化管ホルモンの分泌を持続的に抑制する。オシロドロスタットは11β-水酸化酵素阻害薬です。ソマトスタチン受容体刺激薬はオクトレオチドなどです。
- ⑶ カベルゴリンは、下垂体前葉のドパミン D2 受容体を遮断して、プロラクチン分泌を抑制する。カベルゴリンはD2受容体を遮断ではなく刺激して、プロラクチン分泌を抑制します。
- ⑷ フィナステリドは、5 α-還元酵素を阻害して、テストステロンからジヒドロテストステロンへの変換を抑制する。フィナステリドは5α-還元酵素を阻害し、テストステロンからジヒドロテストステロンへの変換を抑制します。
- ⑸ メチラポンは、3 β-ヒドロキシステロイド脱水素酵素を阻害して、アルドステロン生成を抑制する。メチラポンは11β-水酸化酵素を阻害し、主にコルチゾールの生成を抑制します。
解説
正解は⑴と⑷です。テトラコサクチドはACTHのN末端24アミノ酸からなる合成ペプチドで、副腎皮質束状層のACTH受容体(MC2受容体)を刺激して糖質コルチコイドの生成・分泌を促し、副腎皮質機能検査に用いられます。フィナステリドは5α-還元酵素(Ⅱ型)を阻害してジヒドロテストステロンの生成を抑え、男性型脱毛症に用いられます。オシロドロスタットとメチラポンは11β-水酸化酵素阻害薬でクッシング症候群に用いられ、カベルゴリンはD2受容体刺激薬です。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000198929.html)を加工して作成