ソマトスタチン受容体を刺激して、消化管ホルモン産生腫瘍に伴う諸症状を改善するのは…
ソマトスタチン受容体を刺激して、消化管ホルモン産生腫瘍に伴う諸症状を改善するのはどれか。1つ選べ。
- ⑴ オクトレオチドオクトレオチドはソマトスタチン受容体を刺激し、消化管ホルモンの過剰分泌による症状を抑えます。
- ⑵ ソマトレリンソマトレリンはGHRH(成長ホルモン放出ホルモン)製剤で、GH分泌能の検査に用います。
- ⑶ ソマトロピンソマトロピンは遺伝子組換えヒト成長ホルモンで、成長ホルモン分泌不全性低身長症などに用います。
- ⑷ プロチレリンプロチレリンはTRH製剤で、TSHやプロラクチンの分泌を促し、下垂体機能検査などに用います。
- ⑸ ペグビソマントペグビソマントは成長ホルモン受容体拮抗薬で、先端巨大症に用いますがソマトスタチン受容体には作用しません。
解説
正解は⑴です。オクトレオチドはソマトスタチンの作用を長時間示す合成ペプチドで、ソマトスタチン受容体(主にSSTR2)を刺激し、成長ホルモンや消化管ホルモン(ガストリン、VIP、セロトニンなど)の分泌を抑えます。このため消化管ホルモン産生腫瘍(カルチノイド症候群、VIP産生腫瘍など)による下痢や潮紅などの症状改善や、先端巨大症に用いられます。ソマトレリンとソマトロピンはGH系、プロチレリンはTRH、ペグビソマントはGH受容体拮抗薬です。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000198926.html)を加工して作成