甲状腺ペルオキシダーゼを直接阻害することで、甲状腺ホルモンの生合成を抑制するのは…
甲状腺ペルオキシダーゼを直接阻害することで、甲状腺ホルモンの生合成を抑制するのはどれか。1つ選べ。
- ⑴ プロチレリンプロチレリンは甲状腺刺激ホルモン放出ホルモン(TRH)製剤で、ホルモン合成を阻害しません。
- ⑵ リオチロニンリオチロニンはT₃製剤で、甲状腺機能低下症の補充療法に用いられます。
- ⑶ レボチロキシンレボチロキシンはT₄製剤で、甲状腺機能低下症の補充療法に用いられます。
- ⑷ プロピルチオウラシルプロピルチオウラシルは甲状腺ペルオキシダーゼを阻害し、甲状腺ホルモンの合成を抑制します。
- ⑸ ヒトチロトロピン アルファヒトチロトロピンアルファは遺伝子組換えTSHで、甲状腺を刺激する側の薬です。
解説
正解は⑷です。プロピルチオウラシルはチアマゾールとともにチオアミド系抗甲状腺薬で、甲状腺ペルオキシダーゼを阻害してヨウ素の有機化とヨードチロシンの縮合を抑え、甲状腺ホルモンの生合成を抑制します。さらに末梢でT₄からT₃への変換も抑制します。プロチレリンはTRH製剤、リオチロニンはT₃製剤、レボチロキシンはT₄製剤で、いずれも甲状腺機能を補う側の薬です。ヒトチロトロピンアルファは遺伝子組換えTSHで、甲状腺がんの診断や治療補助に用いられます。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000198929.html)を加工して作成