アレルギー性鼻炎の病態と治療に関する記述として、正しいのはどれか。2つ選べ。
18 歳女性。アレルギー性鼻炎と診断され、治療中である。その他の既往歴及び常用薬はない。
アレルギー性鼻炎の病態と治療に関する記述として、正しいのはどれか。2つ選べ。
- ⑴ 通年性アレルギー性鼻炎の原因では、スギ花粉が最も多い。通年性アレルギー性鼻炎の主な原因はハウスダストやダニで、スギ花粉は季節性の原因です。
- ⑵ 季節性アレルギー性鼻炎は、アレルギー性結膜炎を併発しやすい。季節性アレルギー性鼻炎は花粉が眼にも付着するため、アレルギー性結膜炎を併発しやすいです。
- ⑶ 鼻噴霧用副腎皮質ステロイド薬は、くしゃみ鼻漏型と鼻閉型の両方に有効である。鼻噴霧用ステロイド薬は炎症を広く抑え、くしゃみ・鼻漏型と鼻閉型の両方に有効です。
- ⑷ 既存治療で効果不十分な難治例に対しては、エタネルセプトが適用される。難治の重症季節性鼻炎には抗IgE抗体のオマリズマブが用いられ、エタネルセプトは適用されません。
- ⑸ 減感作療法は、通常2 ~3 週間で終了する。減感作療法(アレルゲン免疫療法)は通常3〜5年継続して行います。
解説
正解は⑵と⑶です。季節性アレルギー性鼻炎(花粉症)は、花粉が眼にも付着するため、アレルギー性結膜炎を併発しやすい特徴があります。鼻噴霧用ステロイド薬は局所の炎症を広く抑えるため、くしゃみ・鼻漏型と鼻閉型のいずれにも有効で、全身性副作用も少ないです。通年性アレルギー性鼻炎の原因で最も多いのはハウスダストやダニで、スギ花粉は季節性の原因です。重症の季節性鼻炎で既存治療が効かない場合には抗IgE抗体のオマリズマブが用いられます。減感作療法は通常3〜5年継続します。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000198929.html)を加工して作成