動揺病による嘔気の予防に用いられるのはどれか。1つ選べ。
動揺病による嘔気の予防に用いられるのはどれか。1つ選べ。
- ⑴ アデノシン三リン酸二ナトリウム水和物ATP二ナトリウムは内耳の血流を改善する薬で、めまいや内耳障害に用いますが、乗り物酔いの予防薬ではありません。
- ⑵ イソソルビドイソソルビドは浸透圧利尿薬で、メニエール病の内リンパ水腫の改善などに用います。
- ⑶ エチゾラムエチゾラムはベンゾジアゼピン系の抗不安薬で、乗り物酔いの予防には用いません。
- ⑷ ジフェニドール塩酸塩ジフェニドールは椎骨脳底動脈の血流改善や前庭神経の調整でめまいを抑える薬で、動揺病の予防の適応はありません。
- ⑸ ジメンヒドリナート抗ヒスタミン・抗コリン作用で前庭から嘔吐中枢への刺激を抑え、乗り物酔いの嘔気を予防します。
解説
正解は⑸です。動揺病(乗り物酔い)は、内耳の前庭からの情報と視覚情報のずれが嘔吐中枢を刺激して起こります。ジメンヒドリナートは抗ヒスタミン作用と抗コリン作用をもち、前庭からの刺激の伝達や嘔吐中枢への入力を抑えるため、乗り物酔いによる嘔気の予防に用いられます。乗車の30分〜1時間前に服用するのが一般的です。ジフェニドールやATP、イソソルビドはめまいやメニエール病に、エチゾラムは不安や不眠に用いる薬です。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000198923.html)を加工して作成