腫瘍マーカーに関する記述として、正しいのはどれか。2つ選べ。
腫瘍マーカーに関する記述として、正しいのはどれか。2つ選べ。
- ⑴ 腫瘍細胞のみから産生される。腫瘍マーカーは正常細胞や良性疾患でも産生されることがあり、腫瘍細胞のみに由来するわけではありません。
- ⑵ 治療中の経過観察に用いられる。治療効果の判定や再発の経過観察に用いられるので正答です。
- ⑶ 定量は、病変部の組織をサンプルとして行われる。腫瘍マーカーは主に血液や尿などの体液をサンプルとして定量します。
- ⑷ 早期の前立腺がんでは、PSA(prostate specific antigen)は検出されない。PSAは早期の前立腺がんでも検出され、検診に用いられています。
- ⑸ AFP(α-fetoprotein)は肝細胞がんのマーカーである。AFPは肝細胞がんの代表的な腫瘍マーカーなので正答です。
解説
正解は⑵と⑸です。腫瘍マーカーは、がん細胞が産生したり、がんに反応して産生されたりする物質で、主に血液や尿で測定します。がんがなくても正常細胞や良性疾患で上昇することがあるため診断の補助にとどまり、治療効果の判定や再発の経過観察に特に有用です。AFPは肝細胞がん、PSAは前立腺がんのマーカーで、PSAは早期がんの発見(検診)にも用いられます。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000198928.html)を加工して作成