白血球減少症の病態及び治療薬に関する記述として、正しいのはどれか。2つ選べ。
白血球減少症の病態及び治療薬に関する記述として、正しいのはどれか。2つ選べ。
- ⑴ 初期症状として、発熱や全身倦怠感がある。感染しやすくなり、初期症状として発熱や全身倦怠感がみられるので正答です。
- ⑵ 再生不良性貧血では起こらない。再生不良性貧血では汎血球減少が起こり、白血球も減少します。
- ⑶ 原因薬として、抗甲状腺薬がある。抗甲状腺薬は無顆粒球症の代表的な原因薬なので正答です。
- ⑷ 治療には、エリスロポエチンが使用される。エリスロポエチンは赤血球の産生を促す薬です。白血球減少にはG-CSF製剤を用います。
- ⑸ 放射線照射に伴う場合には、メトトレキサート大量療法が有効である。メトトレキサートは骨髄抑制を起こす薬で、白血球減少の治療にはなりません。
解説
正解は⑴と⑶です。白血球、特に好中球が減少すると感染に対する抵抗力が下がり、初期症状として発熱、咽頭痛、全身倦怠感などがみられます。チアマゾールやプロピルチオウラシルなどの抗甲状腺薬は無顆粒球症の代表的な原因薬です。再生不良性貧血では骨髄の造血不全により白血球を含む汎血球減少が起こります。治療には原因薬の中止とG-CSF製剤の投与が行われます。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000198928.html)を加工して作成