腫瘍崩壊症候群の予防に用いられる薬剤はどれか。1つ選べ。
腫瘍崩壊症候群の予防に用いられる薬剤はどれか。1つ選べ。
- ⑴ ウルソデオキシコール酸錠ウルソデオキシコール酸は胆石溶解や肝機能改善に用い、腫瘍崩壊症候群の予防薬ではありません。
- ⑵ フェブキソスタット錠尿酸生成を抑え、がん化学療法に伴う高尿酸血症を予防するので正答です。
- ⑶ メトトレキサート錠メトトレキサートは抗悪性腫瘍薬・抗リウマチ薬で、腫瘍崩壊の原因側になり得ます。
- ⑷ ラモセトロン塩酸塩錠ラモセトロンは5-HT3受容体遮断薬で、制吐や過敏性腸症候群に用います。
- ⑸ タクロリムス錠タクロリムスは免疫抑制薬で、腫瘍崩壊症候群の予防には用いません。
解説
正解は⑵です。腫瘍崩壊症候群は、がん化学療法などで大量の腫瘍細胞が急速に崩壊し、尿酸、カリウム、リン酸などが血中に放出されて高尿酸血症や急性腎障害などを起こす病態です。予防には十分な補液とともに、尿酸の生成を抑えるキサンチンオキシダーゼ阻害薬(フェブキソスタット、アロプリノール)が用いられ、高リスクの場合には尿酸を分解するラスブリカーゼが用いられます。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000198928.html)を加工して作成