薬物の直腸からの吸収改善を図るために用いられている吸収促進剤はどれか。1つ選べ。
薬物の直腸からの吸収改善を図るために用いられている吸収促進剤はどれか。1つ選べ。
- ⑴ アルギン酸ナトリウムアルギン酸ナトリウムは増粘剤や粘膜保護薬として用いられ、吸収促進剤ではありません。
- ⑵ 安息香酸ナトリウム安息香酸ナトリウムは保存剤や溶解補助剤として用いられ、直腸吸収促進剤ではありません。
- ⑶ カプリン酸ナトリウム細胞間隙を広げて直腸吸収を促す中鎖脂肪酸塩なので正答です。
- ⑷ チオグリコール酸チオグリコール酸は還元剤(パーマ剤など)で、直腸の吸収促進剤ではありません。
- ⑸ プロカイン塩酸塩プロカイン塩酸塩は局所麻酔薬で、吸収促進剤ではありません。
解説
正解は⑶です。カプリン酸ナトリウムは中鎖脂肪酸塩で、直腸上皮の細胞間隙(タイトジャンクション)を一時的に広げるなどして薬物の膜透過を高める吸収促進剤です。アンピシリンやセフチゾキシムなどの坐剤に配合されてきました。吸収促進剤には、ほかに胆汁酸塩やサリチル酸ナトリウムなどがあり、難吸収性の薬物のバイオアベイラビリティを高める目的で用いられます。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000198928.html)を加工して作成