レクチンによる認識機構を介した能動的ターゲティングのための修飾基として用いられる…
レクチンによる認識機構を介した能動的ターゲティングのための修飾基として用いられるのはどれか。1つ選べ。
- ⑴ 糖鎖レクチンは糖鎖を認識するので、糖鎖修飾で能動的ターゲティングが可能になり正答です。
- ⑵ ポリペプチドポリペプチドはレクチンの認識対象ではありません。抗体などのペプチド修飾は別の認識機構です。
- ⑶ 長鎖不飽和脂肪酸長鎖不飽和脂肪酸はレクチンの認識対象ではなく、脂溶性の付与などに使われます。
- ⑷ オリゴヌクレオチドオリゴヌクレオチドはアンチセンス薬などの本体で、レクチンの認識対象ではありません。
- ⑸ ポリエチレングリコールPEGは細網内皮系の取り込みを避けて血中滞留性を高める修飾で、受容体認識ではありません。
解説
正解は⑴です。レクチンは特定の糖鎖を認識して結合するタンパク質です。例えば肝実質細胞のアシアロ糖タンパク質受容体はガラクトースを、肝非実質細胞などのマンノース受容体はマンノースを認識します。そのため薬物や担体を糖鎖で修飾すると、これらの受容体を介して特定の細胞に能動的に送達できます。PEG修飾は血中滞留性を高める受動的な工夫であり、能動的ターゲティングとは区別されます。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000198928.html)を加工して作成