薬剤師が、購入希望者に対して行う、脱水や熱中症に関する説明内容として適切なのはど…
猛暑日が続き、連日にわたって熱中症警戒アラートが発表されているため、多くの人がドラッグストアに病者用食品の経口補水液を購入に来た。購入希望者から薬剤師に、脱水や熱中症への対策について相談が度々あった。
薬剤師が、購入希望者に対して行う、脱水や熱中症に関する説明内容として適切なのはどれか。2つ選べ。
- ⑴ 室内で過ごしていれば、熱中症になることはありません。室内でも高温多湿や冷房を使わない環境では熱中症が起こり、特に高齢者で多く発生しています。
- ⑵ 喉の渇きを感じるまで、水分補給は必要ありません。喉の渇きを感じた時にはすでに脱水が始まっていることがあり、渇きを感じる前からこまめに補給する必要があります。
- ⑶ 経口補水液を飲み過ぎると、ナトリウムの過剰摂取につながる恐れがあります。経口補水液はナトリウムを多く含むため、必要以上に飲み過ぎるとナトリウムの過剰摂取につながるおそれがあります。
- ⑷ めまいや大量の発汗、筋肉のこむら返りなどの初期症状に注意してください。めまい・立ちくらみ、大量の発汗、こむら返りは熱中症の初期症状であり、早めに気づいて対処することが重要です。
- ⑸ この経口補水液は病者用の食品であるので、医師の診断を受けてから摂取してください。病者用食品の経口補水液は軽度〜中等度の脱水時の水分・電解質補給に適した食品で、医師の診断が摂取の前提ではありません。
解説
正解は⑶と⑷です。経口補水液はナトリウムなどの電解質を多く含むため、脱水のない状態で日常的に大量に飲むとナトリウムの過剰摂取につながるおそれがあり、高血圧や腎疾患のある人は注意が必要です。熱中症ではめまいや立ちくらみ、大量の発汗、筋肉のこむら返りなどが初期症状として現れるため、これらに早く気づくことが大切です。室内でも熱中症は起こり、高齢者は喉の渇きを感じにくいため、渇きを感じる前からこまめに水分補給する必要があります。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000198926.html)を加工して作成