ソクマル薬剤師

37 歳女性。以前より右乳房のしこりが気になっていたが、今回職場の検診で改めて指…

37 歳女性。以前より右乳房のしこりが気になっていたが、今回職場の検診で改めて指摘され来院した。来院時の身体所見及び検査所見は以下のとおりである。(身体所見及び検査所見)身長165 cm、体重56 kg、体表面積1.61 m²。乳頭からの分泌物は無く、月経周期や全血球計算並びに各種生化学検査値に異常なし。マンモグラフィで放射状陰影や不整形腫瘤を認め、穿刺吸引細胞診にて浸潤がん細胞を確認した。また、病理組織検査の結果、エストロゲン受容体陽性、プロゲステロン受容体陰性及びHER2 陰性と判定された。以上の検査結果から、乳房温存摘除術を施行後、化学療法を組合せた内分泌療法を施行することとなった。(処方)タモキシフェン錠20 mg 1 回1 錠(1 日1 錠)1 日1 回 朝食後 28 日分(化学療法レジメン)薬剤 Day 1 Day 2 Day 31 アプレピタントカプセル 125 mg 内服 80 mg 内服 80 mg 内服パロノセトロン塩酸塩注射液 15 分かけて(0.75 mg/50 mL) 静脈内投与 ― ―デキサメタゾンリン酸エステルナトリウム注射液(6.6 mg)エピルビシン塩酸塩注射用 15 分かけて ― ―100 mg/m²、生理食塩液50 mL 静脈内投与シクロホスファミド水和物注射 60 分かけて4 用500 mg/m² + ブドウ糖注射液 静脈内投与 ― ―5 %250 mLフルオロウラシル500 mg/m² + 5 分かけて ― ―生理食塩液50 mL 静脈内投与デキサメタゾンリン酸エステル 15 分かけて6 ナトリウム注射液6.6 mg + 静脈内投与 ― ―生理食塩液50 mL3 週毎に投与この患者に対する薬物療法に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。

解説

正解は⑴と⑷です。タモキシフェンは子宮内膜ではエストロゲン様作用を示すため、子宮内膜増殖症や子宮体がんのリスクを高めます。不正出血などの症状があれば直ちに相談するよう指導します。シクロホスファミドは代謝物のアクロレインが膀胱粘膜を障害して出血性膀胱炎を起こすことがあるため、本設問ではその予防としてメスナを投与当日に用いるとされています。プレガバリンは制吐薬ではなく、フィルグラスチムに心筋障害の予防効果はありません。アズレン・グルタミン顆粒は胃炎などの薬です。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000198925.html)を加工して作成

この回を通して解く

同じ単元の問題