成人男性が一般用医薬品を求めて薬局を訪れた。一般用医薬品で対処するよりも受診勧奨…
成人男性が一般用医薬品を求めて薬局を訪れた。一般用医薬品で対処するよりも受診勧奨が適切なのはどれか。2つ選べ。
- ⑴ 食べすぎによる胃もたれ食べすぎによる胃もたれは原因が明らかで、一般用医薬品の胃腸薬で対処できます。
- ⑵ 運動による筋肉痛運動による筋肉痛は一般用医薬品の外用消炎鎮痛薬などで対処できます。
- ⑶ 腹痛と発熱を伴う便秘腹痛と発熱を伴う便秘は腸閉塞などの器質的疾患の可能性があり、受診勧奨が適切です。
- ⑷ 血液の混じった下痢血便を伴う下痢は感染性腸炎や炎症性腸疾患などが疑われ、受診勧奨が適切です。
- ⑸ 登山後の靴擦れ登山後の靴擦れは一般用医薬品の外用薬や絆創膏で対処できる軽い症状です。
解説
正解は⑶と⑷です。腹痛と発熱を伴う便秘は、腸閉塞や虫垂炎、憩室炎などの器質的疾患が隠れている可能性があり、瀉下薬を使うと悪化するおそれもあるため受診勧奨が適切です。血液の混じった下痢は、腸管出血性大腸菌などの感染性腸炎や炎症性腸疾患、大腸がんなどが疑われ、止瀉薬の使用はかえって病原体の排出を妨げるため、受診を勧めます。一方、食べすぎによる胃もたれ、運動による筋肉痛、登山後の靴擦れは、一般用医薬品で対処できる軽い症状と考えられます。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000198925.html)を加工して作成