「緩和ケアチーム」に関する記述のうち、誤っているのはどれか。1つ選べ。
「緩和ケアチーム」に関する記述のうち、誤っているのはどれか。1つ選べ。
- ⑴ がん患者だけでなく、心不全患者の疼痛管理にも介入する。記述は正しいです。緩和ケアはがんに限らず、心不全患者などの苦痛の管理にも介入します。
- ⑵ 職種間で共有する痛みの評価法として、Visual Analogue Scale(VAS)、Numerical Rating Scale(NRS)等は有用である。記述は正しいです。VASやNRSは痛みの強さを数値化でき、職種間で共有しやすい評価法です。
- ⑶ がん治療の開始とともに早い時期から介入する。記述は正しいです。緩和ケアはがん治療の開始とともに早期から提供されます。
- ⑷ 患者の身体的・精神的苦痛を和らげることが介入の目的であり、家族は対象に含まれない。誤りです。緩和ケアは患者だけでなく家族の苦痛や悲嘆も支援の対象に含めます。
- ⑸ 人生の最終段階における医療・ケアの決定に関わるアドバンス・ケア・プランニングの実践にも介入する。記述は正しいです。緩和ケアチームはアドバンス・ケア・プランニングの実践にも関わります。
解説
正解は⑷です。緩和ケアは患者だけでなく家族の苦痛や不安も対象とするケアであり、緩和ケアチームは家族の心理的・社会的な支援にも介入します。家族は対象に含まれないという記述は誤りです。そのほかの記述は正しく、緩和ケアはがんだけでなく心不全などの疾患にも提供され、VASやNRSは職種間で共有しやすい痛みの評価法です。また緩和ケアはがんと診断されたときから治療と並行して早期に開始し、人生の最終段階の医療・ケアを話し合うアドバンス・ケア・プランニングにも関わります。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000198925.html)を加工して作成