ウイルス性肝炎に関する記述として、正しいのはどれか。2つ選べ。
ウイルス性肝炎に関する記述として、正しいのはどれか。2つ選べ。
- ⑴ 急性期に黄疸が認められることはまれである。急性ウイルス性肝炎では黄疸が比較的よくみられ、まれではありません。
- ⑵ A 型肝炎ウイルスは経口感染する。A型肝炎ウイルスは汚染された水や食品(生の貝類など)を介して経口感染します。
- ⑶ B 型肝炎ワクチン接種により、HBs 抗体検査は陽性を示す。B型肝炎ワクチンはHBs抗原を含むため、接種によりHBs抗体が陽性となります。
- ⑷ C 型肝炎は、ワクチン接種により予防することができる。C型肝炎には実用化されたワクチンがなく、ワクチン接種による予防はできません。
- ⑸ C 型肝炎よりもA 型肝炎の方が肝硬変に進展しやすい。A型肝炎は慢性化しないため、肝硬変へ進展しやすいのはC型肝炎の方です。
解説
正解は⑵と⑶です。A型肝炎ウイルスは汚染された水や生の貝類などを介して経口感染し、主に急性肝炎を起こします。B型肝炎ワクチンはHBs抗原を成分とするため、接種後は防御抗体であるHBs抗体が陽性になります。急性ウイルス性肝炎では黄疸が比較的よくみられる症状です。C型肝炎には現在のところ実用化されたワクチンがなく、感染予防は血液曝露の回避が中心です。A型肝炎は慢性化せず、慢性化して肝硬変や肝がんに進展しやすいのはC型肝炎やB型肝炎です。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000198925.html)を加工して作成