クローン病に関する記述として、正しいのはどれか。2つ選べ。
クローン病に関する記述として、正しいのはどれか。2つ選べ。
- ⑴ 好発年齢は40~50 歳代である。クローン病の好発年齢は10〜20歳代の若年者です。
- ⑵ 大腸に限局した炎症が認められる。クローン病は口腔から肛門まで消化管のどこにでも非連続性の病変を生じ、大腸に限局するのは潰瘍性大腸炎です。
- ⑶ 初期症状として、便秘が認められる。クローン病の初期症状は腹痛や下痢、体重減少などで、便秘は典型的ではありません。
- ⑷ 増悪期に、CRP 値の上昇が認められる。炎症が強まる増悪期には、炎症マーカーであるCRP値の上昇が認められます。
- ⑸ 特徴的な内視鏡検査所見として、敷石状潰瘍がある。クローン病の内視鏡所見として、縦走潰瘍とともに敷石状の外観が特徴的です。
解説
正解は⑷と⑸です。クローン病は口腔から肛門までの消化管のどこにでも非連続性の全層性炎症を起こす疾患で、炎症が強い増悪期にはCRPの上昇や白血球の増加、赤沈の亢進がみられます。内視鏡では縦走潰瘍や敷石状外観が特徴的な所見です。好発年齢は10〜20歳代の若年者で、初期症状は腹痛、下痢、体重減少、発熱、痔瘻などであり、便秘は典型的ではありません。大腸に限局して連続性の炎症を示すのは潰瘍性大腸炎であり、両者の違いを区別して覚えることが大切です。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000198925.html)を加工して作成