重大な副作用として血栓性血小板減少性紫斑病を起こす可能性が最も高いのはどれか。1…
重大な副作用として血栓性血小板減少性紫斑病を起こす可能性が最も高いのはどれか。1つ選べ。
- ⑴ イコサペント酸エチルイコサペント酸エチルでは出血傾向に注意しますが、TTPを起こす代表的な薬ではありません。
- ⑵ クロピドグレル硫酸塩クロピドグレルはチエノピリジン系で、重大な副作用として血栓性血小板減少性紫斑病が知られています。
- ⑶ サルポグレラート塩酸塩サルポグレラートは5-HT2受容体遮断薬で、TTPの代表的な原因薬ではありません。
- ⑷ ダビガトランエテキシラートメタンスルホン酸塩ダビガトランは直接トロンビン阻害薬で、主に出血に注意が必要な薬です。
- ⑸ ワルファリンカリウムワルファリンでは出血や皮膚壊死に注意しますが、TTPの代表的な原因薬ではありません。
解説
正解は⑵です。クロピドグレルはチエノピリジン系の抗血小板薬で、重大な副作用として血栓性血小板減少性紫斑病(TTP)が知られています。同系統のチクロピジンでは特に頻度が高く、投与開始から2か月間は定期的な血液検査が求められていました。TTPでは血小板減少、溶血性貧血、腎機能障害、発熱、精神神経症状が現れます。イコサペント酸エチル、サルポグレラート、ダビガトラン、ワルファリンでは出血傾向に注意が必要ですが、TTPの可能性はクロピドグレルが最も高いといえます。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000198925.html)を加工して作成