当該医薬品を販売する前に、薬剤師が確認する内容として、最も適切なのはどれか。1つ…
30 歳女性。「この季節になると、くしゃみが出て、鼻が詰まってつらい」との訴えがあり、仕事や家事などで忙しいため、市販薬で対処したいと、薬局に相談に来た。そこで、薬剤師は要指導医薬品のフルチカゾンプロピオン酸エステル点鼻薬を勧めた。
当該医薬品を販売する前に、薬剤師が確認する内容として、最も適切なのはどれか。1つ選べ。
- ⑴ 光線過敏症と診断されたことがあるか。点鼻ステロイドで光線過敏症が問題になることはまれで、販売前の確認として優先度は高くありません。
- ⑵ 鼻水の色が黄色く鼻腔に痛みがあるか。黄色い鼻水や鼻腔の痛みは細菌感染の可能性があり、ステロイドで悪化するおそれがあるため確認が必要です。
- ⑶ 狭心症、心筋梗塞と診断されたことがあるか。狭心症などの確認は血管収縮薬配合の点鼻薬などで重要ですが、この点鼻ステロイドでは優先度が低いです。
- ⑷ 貧血と診断されたことがあるか。点鼻ステロイドの使用にあたり、貧血の既往を確認する必要性は低いです。
- ⑸ 危険を伴う機械操作をしているか。フルチカゾン点鼻薬は眠気を起こしにくく、機械操作の確認は抗ヒスタミン薬などで重要です。
解説
正解は⑵です。季節性のアレルギー性鼻炎に用いる一般用のステロイド点鼻薬では、鼻水が黄色や緑色で粘り気があったり鼻腔や頬に痛みがあったりする場合、細菌感染による副鼻腔炎などが疑われ、ステロイドで感染を悪化させるおそれがあるため使用せずに受診を勧めます。点鼻ステロイドは局所作用で全身への影響が少なく、眠気や心疾患、貧血、光線過敏症の確認は優先度が低いです。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000198924.html)を加工して作成