特定健康診査で、この男性は特定保健指導の対象になった。その原因となった検査項目と…
43 歳男性。身長170 cm、体重85 kg、喫煙歴なし。運動不足であり、食事については特に気にせず、油ものを好んでいた。今回、妻と一緒に近隣で開催の健康フェアに行き、健康相談コーナーで薬剤師に今後必要な生活習慣について相談した。その際、勤務先で実施した特定健康診査結果を持参していた。なお、これまでに健診で生活習慣の改善を指摘されていたが受診歴はなく、現在も服用薬はない。(検査結果)腹囲95 cm、血圧142/87 mmHg、HDL-C 38 mg/dL、中性脂肪160 mg/dL、空腹時血糖93 mg/dL、HbA1c 5.2%(NGSP 値)
特定健康診査で、この男性は特定保健指導の対象になった。その原因となった検査項目として、誤っているのはどれか。1つ選べ。
- ⑴ HDL-CHDL-C 38 mg/dL は40 mg/dL 未満で、脂質の基準に該当しています。
- ⑵ 腹囲腹囲95 cm は男性の基準85 cm 以上で、内臓脂肪蓄積に該当しています。
- ⑶ 血圧血圧142/87 mmHg は基準130/85 mmHg 以上に該当しています。
- ⑷ 空腹時血糖空腹時血糖93 mg/dL は100 mg/dL 未満で、基準に該当していません。
- ⑸ 中性脂肪中性脂肪160 mg/dL は150 mg/dL 以上で、脂質の基準に該当しています。
解説
正解は⑷です。特定保健指導の対象は、まず腹囲(男性85 cm 以上)で内臓脂肪蓄積を判定し、そのうえで血圧(収縮期130 mmHg 以上又は拡張期85 mmHg 以上)、脂質(中性脂肪150 mg/dL 以上又は HDL-C 40 mg/dL 未満)、血糖(空腹時血糖100 mg/dL 以上又は HbA1c 5.6%以上)の該当数で判断します。この男性の空腹時血糖は93 mg/dL で基準値未満のため、対象となった原因ではありません。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000198924.html)を加工して作成