この患者の睡眠障害の型として考えられるのはどれか。1つ選べ。
26 歳女性。以下の処方箋を持って来局した。患者からの聞き取りによると、「会社の部署の異動により、寝付けなくなった。眠りにつくことができれば朝まで眠れるが、寝付けないときには、ついスマートフォンで動画を見てしまう。寝坊するのが怖くて眠れない日もある。他に病気はない。」という。(処方)ラメルテオン錠8 mg 1 回1 錠(1 日1 錠)1 日1 回 就寝前 14 日分
この患者の睡眠障害の型として考えられるのはどれか。1つ選べ。
- ⑴ 入眠障害寝付けないが、眠れれば朝まで眠れるという訴えは入眠障害の特徴です。
- ⑵ 中途覚醒中途覚醒は夜中に何度も目が覚める状態ですが、患者は眠れれば朝まで眠れると話しています。
- ⑶ 熟眠障害熟眠障害は眠りが浅く熟睡感がない状態で、患者の訴えには含まれていません。
- ⑷ 早朝覚醒早朝覚醒は予定より早く目が覚めて再び眠れない状態で、患者の訴えとは異なります。
- ⑸ 過眠障害過眠障害は十分眠っても日中に強い眠気がある状態で、この患者には当てはまりません。
解説
正解は⑴です。この患者は「寝付けなくなった」「眠りにつくことができれば朝まで眠れる」と話しており、床に就いてもなかなか眠れない入眠障害に当てはまります。部署の異動というストレスや、寝付けないときに見るスマートフォンの光、寝坊への不安が入眠を妨げていると考えられます。夜中に何度も目が覚める中途覚醒、ぐっすり眠れた感じがない熟眠障害、予定より早く目覚める早朝覚醒の訴えはなく、日中の過度な眠気を訴える過眠障害でもありません。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000198923.html)を加工して作成